【アニメで英語】鬼滅の刃シーズン1 第22話

鬼滅の刃のシーズン1の第22話からです。

1.伊黒「胡蝶めの話によると、隊律違反は富岡も同じだろう」
Based on Kocho told us, Tomioka is just as guilty of breaking the Corps rule.

こういうasはパッと出てこない。まさに「同様に」の意味なんでしょうね。つまり、富岡も(炭治郎と)同様に隊律違反の有罪だろうと。単に、tooとかalso使って「富岡も有罪(Tomioka is guilty too)」とするより、ちょっとカッコよくなりますね。

2.胡蝶「なぜ鬼殺隊員でありながら鬼を連れているのですか」
Why are you traveling with a demon, when you are Demon Slayer?

これは、辞書を見ると載っている、whenの「~にもかかわらず」という使い方。まあ、「~にもかかわず」という訳を当てた方が自然になる場合があるというだけで、「であると同時に」という意味で、状況的にはwhenの意味そのままとも言え、特別な用法と言うわけでもないんでしょうね。

3.伊黒「そもそも身内ならかばって当たり前」
If she’s family, no wonder you’re defending her.

よくよく考えると、このfamilyの使い方ちょっと面白いきがしますが、これで良いんですかね。

4.伊黒「言うこと全て信用できない」
I can’t trust a single word you are saying.

教科書に出てきそうな例文。

5.炭治郎「俺はねず子を直すために剣士になったんです」
I became a swordsman so that she could be cured.

so thatじゃなくて、in order thatでもよいけど、こっちの方が簡単。

cureが受身なのが面白いというか、とっさに出てこない。でも誰が治療するのかは不明ですしね。自分が治すわけではないし(そうでも、日本語の場合、「治すために」と言うからややこしい)。

6.胡蝶「不死川さん、勝手なことをしないでください」
Shinazugawa, please don’t act out of line.

「勝手な」をout of lineと訳しているわけですが、確かに、「わがままに振る舞うな(selfishly)」だと利己的なという意味になってしまい、究極的には同じですが、柱が集まって炭治郎の裁判をしているこの場面だと、「自分の利益を優先するな」ではなく「合わせろよ!」だと思うので、out of line、列からずれるな→勝手なことするなでいいと思います。

7.炭治郎「俺の妹を傷つける奴は、柱だろうが何だろうが許さない」
Anyone who hurts my sister, Hashira or not, I won’t let you get away with it.

get away withは、withの後に物がくると、単にそれ持ってどこかへ行くというそのまんまの意味ですが、物ではなく、「悪いこと」が来た場合、トンズラすることを意味します。

なのでこの場面では、そのまま終わりにはさせないぞ、という意味になります。

8.炭治郎「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ」
If you can’t tell the difference between good demons and bad, you should just quit being a Hashira.

これ意訳ですが、こういう言い換えがパッとできるといいですよね。「区別がつかないなら」→「違いを言えないなら」

そして、you shouldを使っているのが、難しいところ。

日本語は主観的なので、「止めてしまえ」と言っていい場面もありますが(もちろん状況次第)、英語の場合、客観的・説明的というか、起こった時ほどそういう態度が求められる。

ここで、単にJust quit being a Hashira!と言ってしまうと、怒って感情的になり、子供じみた態度をよっているような印象になってしまう(たぶん)。

なので、日本語以上に命令形が投げやりな印象を与えることが多いので、そのまま命令系にするのは基本的にやめた方が良くて、「~すべき」と堅めに発言した方が良い。

そして、whyと聞かれたいつでも「なぜなら~」と受けて立つ必要がある。

9.鱗滝さん「飢餓状態であっても人を食わず、そのまま2年以上の歳月が経過いたしました」
Even in a starved state, she never devoured humans and this has held true more than two years later.

devourは「貪り食う」。

hold trueは、hold goodも同じ意味で、「そのまま有効」という意味。「そのままの状態が継続する」という意味。

まあ、continue使っても意味通じるんでしょうけど(たぶん)、hold true(それが真実のまま維持)の方が、ふわっとしてなくて力強い気がします、

10.産屋敷「確かにそうだね」
You do have a point.

doつけて強調しなくてもいいと思いますが、you have a pointとか、I see your pointと言うのは、ビジネス英語では頻出の気がします。そして、基本的に、ほぼ自動的にButが続く。

つまり、相手の意見に反論する場合、いきなり、I disagreeとかいうんじゃなくて、「一理あると思うけど」「言わんとすることは分かるけど」を挟むような感じ。この後にBut I think…などと否定する。

11.不死川「人間ならば生かしておいても良いが、鬼はダメです」
If it were human, I’d be okay with letting it live, but not a demon.

不死川さんのセリフだからなのかな、ねずこがitになっている。ほかの人の字幕ではsheだと思います。

12.不死川「これまで俺たち鬼殺隊がどれだけの思いで戦い、どれだけのものが犠牲となっていったか」
Not after all that we Demon Slayers have gone through in the battle! Not after so many people have lost their lives!

このNot afterは難しい。

ただ、Not after Aで、「Aの後はNOT」→「Aの後はダメだ!」→「Aがあったのにそれはダメだ!」→「Aとそれは両立しない」みたいな意味だと思います(たぶん)。

自分が使うことはないだろうな。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です